さて、前回は夫との出会いを語ってきましたが…今回は、彼が「土の城に萌えた彼女」を初めて見た日の話をします。
土に萌える彼女ってどうなの?
夫と付き合った頃に行った城は竹田城と出石城。これは観光ライターの仕事で行ったから、グルメとか観光地、景色とか見て歩いて…天守のない城だけど、ちゃんと観光地だったと思います。
ただ、一般の方にとっては天守がないだけでも「城」という認識はなく、たぶん廃城を巡ったという感覚だったんではないでしょうか
そんなあくる日、伊豆に行きましてね。下田城に立ち寄りました
下田城はいい城です。それだけは言える。いい城です。
だから…つい、「うわ〜障子やべ〜土橋最高〜」って喜び爆発させて走っちゃったんですね。ふと振り返った時の彼の顔と言ったら…今でも忘れられない。梅を食べた時のようなぬわーってすっぱい顔をしていましたwwww
そして第一声は「えっと、どこに城あるの?」
これね。もう片方城好きカップルにとっては定番の話題ですよね(笑)ちゃうんや!天守だけが城やないねん!!!…ええ、これは100%城が好きな私の意見です
きっと、彼は「うわ、この子が理解できない」とショックを受けていたに違いない
とまぁ、2人に溝ができたのですね。
受け止めること
今までの恋愛では、この溝が全然埋まらなくて、理解してもらえなくて、諦めることがありました。城だけが原因じゃないですけど、恋愛はやっぱり相手を理解したり受け止めたりしないと続かないんだろうなと思います。
今じゃあ嫁を紹介する時に「この子はちょっと変わった嫁です」とか「嫁に城の話しないで!普通じゃないから」と笑いながら言うようになりましたけど、ここまで時間がかかりましたし、まず理解してもらったことがすごいと思います。
世の中はまだまだ、旦那さんが城好き・奥さんが城に興味ないカップルが多いですかね。週末に城に行く旦那さんを放っておくのはよくある話ですが、うちはその逆で、週末や平日に城に行く嫁さんを放っておいて欲しいのです。The 自分勝手
理解の代償は「城がキライ」
この下田城を気に、夫は城がキライだというようになりましたたぶん、何が楽しいのか理解できないからですね。受け入れてはくれたけど、城に行く時は駐車場で待つか、渋い顔をして後ろからついてきます。
それに拍車をかけて、理解して欲しいから「城の何が楽しいか」を私が語るわけですなんて悪循環(笑)一番好きな人に、城の楽しさを伝えられない。彼が城がキライになるきっかけは、そう、私だったのです。
次回は、ハネムーンで沖縄のグスク巡りをした話をします。成田離婚は大丈夫かッ?!