日本城郭史学会さんの見学会に参加してきました!今日も例によって、画像満載の早送りでお送りします

伊奈陣屋(小室陣屋)

わかりやすい復元イラストでお迎えしてくれた伊奈陣屋。聞いたところによると、藪で埋もれていた堀が最近整備されはじめた脱ぎたてホヤホヤ(?)の史跡だそうですよ

ニューシャトルの丸山駅を降りて線路の東側に出てくるのが、下記写真の障子堀です!


看板を90度回転させて、写真の位置に合わせてみました!
なんと、くっきり見えるーすごーい障子こそないものの、堀の位置がよくわかりますね。クロップマークとかではなく、コンクリの枠があって、植生をコントロールしているようでした


裏門から入って最初に出会うのが上記の写真のような空堀!!ここも障子だったのかな?と思うだけで妄想がはかどります
堀の右側に櫓台があったそうですが、民有地のため行きませんでした。「民有地には絶対に入らないで」と冒頭で諸注意があり、みなさんルールを守って散策です。大事ですね。とても大事。 櫓台は……遠目から藪を頭の中で消して見た心のフィルムの中に保存されていますw


「めっちゃデカい」という印象の伊奈陣屋広さもデカいのですが、この土木量も人がいるので、人尺になってよくわかりますね……江戸時代の無城大名の陣屋とはちょっと違う陣屋に、わけがわからなくなってきました(笑)大都会・埼玉にこんな場所があったとは!!!


二の丸の横の空堀跡です。
えええええええーーーー本当にカッコよすぎ
上から見ると、高低差がわかります。3mくらいでしょうかね

陣屋ってなんだ。陣屋ってなんなんだ
お師匠先生に教えていただいたのですが。一般的に江戸時代の陣屋って、例えば(1万石以下でも)石高によって枡形虎口が設けられるとかられないとか…そういった基準があるそうなんです。
「では、障子堀も石高による!?」
「もしや、この規模も石高によるもの!?」
「土の城の場合…どういった基準になるんだ?」
と、混乱混乱

ガイドしてくださった方に質問すると…
家康の関東入国と一緒にやってきた伊奈忠次(代官)は、関八州と天領を治める事務方の人で、宿駅の整備や新田開発、検知の実施、築堤など大活躍だったそうです石高ではなく、業績で判断しているのかもしれませんね。そのため、いわゆる江戸時代の陣屋の考え方と同様に捉えてはいけないそうなんですね。なるほど天領となってくると複雑になるのね…陣屋についてもっと知りたい。

障子については、中世城郭の再利用の可能性があるとはおっしゃっていましたが、しっかり線が横に並んでワッフルになってしまっているところや、先端が尖っていないところが、なんか初心者が作った感じがするなと感じました。(北条さんの障子は線をズラしている。こんもりしている部分のトップは鋭く尖っている…そんな印象です。間違っていたらすみませんー)


二の丸は2017年に発掘調査があったらしいです。そういえば、現説があったけどいけなかったんだよな看板は2019年2月にできたばかりの新品です(笑)

発掘では瀬戸・美濃焼や伊万里焼など陶磁器の破片が出土したらしく、「わからないことがわからないとわかった」らしいですおもしろい!


こちらは頭殿権現社。空堀が残っています
曲輪の下は沼だったようで、湿地が天然の防御となっていたのですね!


9歳で亡くなった伊奈氏三代目・伊奈熊蔵忠勝のお墓を拝みに、願成寺にも行きました 基本情報は下部に続く…

永田陣屋(土屋陣屋)


これはスゴイ!これはスゴイよー!!!ここはかなり感動したァァァァーーーーーなんと、現存長屋門&築地塀です。幕末のものとおっしゃっていたかな?

建造物が市指定史跡なのですが、なんと私有地の一角。門の中には普通に人が暮らしているので、中に入っては行けませんし、騒いではいけません。この感動を抑えるのは大変だった

この永田陣屋は、伊奈氏が陣屋を築いた時に家臣である永田氏が拝領したそうです

面白ポイント①


両端についた「忍び返し」(はじめて見た

面白ポイント②


伊勢参りをした時に乗って行ったそうです(え、長屋門の天井部分に普通に飾ってあるのスゴイ)

面白ポイント③


下見板張りの色が違う!(のちに張り替えたそうです)

一人で行ったら絶対に知らなかったであろう面白エピソードを聞くことができるのが、ツアーの醍醐味ですね


他にも、水堀の跡や、もしかしたら現存の暗渠と思われる部分、


土塁の痕跡なんかもありましためちゃくちゃ楽しい埼玉県にある2つの陣屋。是非訪れてみてください。ちなみに、日本城郭史学会さんの4月総会のテーマは「陣屋」ですってよ(要申し込み)


伊奈陣屋

住所:埼玉県北足立郡伊奈町小室185ほか
遺構:空堀、土塁、櫓台など
メモ:駅の改札を降りたら右(東)に行かずに、左(西)の後方に回ると歩道橋があり、そこから行くと◎
サイト→いなナビ


永田陣屋

住所:埼玉県さいたま市西区土屋5
遺構:長屋門、築地塀、空堀、土塁など
メモ:公式サイトがないのね…。一般家庭の玄関なので、マナーを守っての見学が要!

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