令和2年度「伝逸見曲輪」の発掘調査説明会に行ってきました! コロナのご時世で悩みに悩まれたと思いますが、開催してくださりありがとうございました。
説明会は人数を絞り、その分説明回数を増やして行われました(そして事前申し込み)。説明してくださる職員さんの御負担が増えてしまいましたが、ソーシャルディスタンスを保ち安全安心の説明会だったことを、まず初めにお伝えしておきます!! また、ブログやSNSへの掲載許可を確認した上で、少しだけ綴りたいと思います✊
鉢形城では初めての現説参加✨
さて、鉢形城の現説参加は初めてです。調査目的は「城内や曲輪の出入口を確認し、城内の動線を明らかにする」ことだそうです。平成29年度からずっと虎口を探していた、と……なんと!! それが今回見つかったんですって!!
虎口、発見👀
あちらが礎石…!すごいぞ、4つあるー(灬ºωº灬) 4つということは薬医門形式のわりとしっかりした門だったのでしょうか? また、写真手前に目を落とすと排水溝みたいのがありますね。
この溝、よく見るとクロスしてぶつかって切れていますね! 解説してくださった職員さんによると、手前の黄色い囲いの方が古く、上の赤い囲いの方が新しいのだそう! 排水溝というよりは、門の雨水が落ちてきた時に受け止める溝なんじゃないかとおっしゃっていました。
この平な石「結晶片岩」というらしい。群馬や埼玉は皆野町の荒川でも採れるようです。板碑と薄さが似ていたからてっきり小川町あたりの緑色片岩かと思いました(,,•﹏•,,)
私はこの溝が一番感動しました(笑)
石垣のラインを追っていくとだいたいの大きさがわかります。これは枡形なのか? 何度か改変があったようで、この写真だけでは全てはわかりませんね。
それにしても、門をくぐって石垣に囲まれた空間に入り、その後の経路がよくわからないというのが謎でした。石垣の導線をたどっていくと外に出ちゃうみたいだけど、それは門として成立しないし、なんだかよくわからないですね!(笑)
「よくわからないことがわかった」なんて聞きますが、私は学芸員さんや発掘専門の方が戦っている様子がすごく好きです。一生答えをもらえない知恵比べみたいな。こんなカッコいい大人になりたかったです😊
意外と土の城なのか???
他にも、発掘調査では切岸面についた石積みなどを見学・説明いただきましたが、鉢形城は土の城ではなく、意外と石積みの城だったのかな〜と感じました。もちろん、鉢形城は広い。広い中の一部しか見てないといえばその通り。また曲輪にもよるのかもしれないけど、覆われた土の下には石積みがゴロゴロとあるのかも! そう思うとロマンチックです(*´ω`*)
おまけの氏邦桜🌸
氏邦桜ことエドヒガンザクラが満開だったのでパチリ! 桜の時期に来たことはあるけど、満開の氏邦桜は初めて見ました✨すごく綺麗です。
樹齢150年。コロナじゃなければ、ライトアップも楽しめたんだろうなぁ〜。
いなもと様
いつもレポートをあげていただきありがとうございます。
毎回参考にさせていただいております。
僕も一昨年のゴールデンウイーク中に鉢形城を攻めました。
寄居駅の周りに食べる店が無くて苦労したことを思い出します。
縄張り図を片手に歩き回りましたが、あんな素晴らしい遺構が眠っていたとは驚きです。
こういった遺構の存在を知ると、建物が無い城跡攻めはロマンや当時にタイムスリップできる
楽しさがあってやめられません。
いなもとさんは23区某所にお住まいですが、城跡にお住まいなんですね?
ユーチューブで拝件しました。
うちは古戦場跡地です。近所のおばさんが霊感が強いらしく、落ち武者を見たと。
単なるハゲた酔っ払いのおっさんが千鳥足で歩いていたのではないかと思っています。
いなもとさんの母校の近所にも渋谷城跡がありますね
こんにちは!コメントの返信遅くなりました。
鉢形城はかなり大きいですよね。とても歩き疲れたと思います。あぁ〜寄居駅にはいくつか昼食スポットがあるんですよ〜!!
そうですか!古戦場跡に住んでいると、「見える人」にとっては大変だろうな〜と勝手に感じています。何人見えるんでしょうね。ゾロゾロいたら、ちょっと参っちゃいそうです><。
見えなくて良かったですね、お互いに^^