佐伯哲也先生 著『朝倉氏の城郭と合戦』(戎光祥出版,2020)


佐伯先生よりご著書をご恵贈賜りました!
改めまして、ありがとうございます。

佐伯先生はとても腰が低い!!
長きにわたり本業の傍、できるだけの時間を城郭研究に捧げ、これだけの実績を残しているにもかかわらず、「天性の悪文」だの「時間がかかってしまった」だの、あとがきに反省をつづっていられるのである。

富山県だけではなく、石川県、岐阜県、滋賀県、愛知県、静岡県とたくさんの城を巡り、縄張図を描かれ、その上想像のできないほどの論文や調査報告書を読み尽くし、しかも脳内に記憶されているというから驚きだ。そして、ご著書も論文も多数である。こんな大それたことを10年とか20年とかで成し遂げられては、後輩達は始める前からお手上げ状態だ(笑)私は1000字の原稿を執筆するのに三ヶ月も四ヶ月も悩むのにだ!!

この謙遜ぶりと研究姿勢は目標とするところであり、背中を見て勉強させていただいています。まぁ私は研究の道には進んでいないので、目指す社会人としてですがね!

気になる本の中身

だいぶ横道に反れましたね><!!失礼しました。

さて、ご著書『朝倉氏の城郭と合戦』ですが、大河ドラマ「麒麟がくる」でも舞台となっている話題の城ばかりです。やっぱりまず読むべきは一乗谷朝倉氏遺跡でしょう!!!

ほか国吉城、篠脇城、金ヶ崎城、上平寺城、越前大野城など城好きお馴染みの城から「全然知らね〜」という城まで50城の城が掲載されています。大獄が小谷城と切り離されて単体で掲載されているのは新鮮だった!そして、私は東郷槇山城に注目しております。

「○○県の城ベストいくつ」じゃなくて「朝倉の城」だから面白いですよね。しかも、織田軍と抗争のあった城越前一向一揆時代の城朝倉一族と家臣の城などカテゴリー分けされてるから、歴史が弱い私でもわかりやすいです。あと、年代に分けて朝倉を取り巻く出来事が年表でわかるし、解説もしっかりついています。

しかも佐伯先生いわく、読めば朝倉への印象がガラッと変わるって! 詳しくは本を読んでくだせえ。

書店で立ち読みしたら絶対買っちゃうよ〜!!!!!!!!私はタイトルだけでも買ってまうわ😍

Author: inamotokaori
お城マニア&観光ライター

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